図書室のネヴァジスタ
尼で評判が良かったので手を出してみたのですが、想像以上の出来でした。
まず、シナリオが重くて暗くて、鬱ゲー好きにはたまらない内容でした。
本編ルートはハッピーエンドで終わってスッキリするのですが、個人ルートの破壊力がすごいです。
それぞれのルートに、虐待、依存、近親相姦など深刻な問題が関わってきます。
ちなみに私は本編ルートで油断して、ハートフルボッコになりましたw
私としては特に、和泉ルートが胸にきました。
近親相姦をテーマにした作品はある程度読んできましたが、こんなに苦しくなったのは初めてです。
個人ルートは皆結末が同じなのですが、同じと分かっていても号泣してました。
やっと立ち直ってこれから!って時にあの終わり方は本当に何とも言えない気持ちになります。
でも、彼らの幸せそうな顔を見るたびに、「ああ、これでよかったのかな…」と思ったり。
そして、この作品の肝はなんといってもキャラクター。
W主人公、幽霊棟の5人がとても魅力的でした。
マッキーは辛い過去を乗り越えて、良い先生になろうと努力している姿に感心するし、
賢太郎は個人ルートでそれぞれ立ち位置が違えど、どのシーンもすごくカッコよかった。
お気に入りキャラは、レンレンと瞠。
レンレンは家庭的でツンデレで寂しがり屋なところが可愛かったwレンレンの手作り料理食べたい…(*´∀`*)
このCG出たときは一瞬誰だかわからなかったwwなんだこのイケメンレンレンは…。
瞠は神波と一緒に幽霊棟の仲間達に悪いことをしてきたけど、誰よりも仲間を大切にしてると思う。
今までずっと大人の顔色を伺って生きてきた瞠が、先生に甘えて、あだ名を付けてほしいって言うシーンに泣いた。
音楽はフリー素材を使用しているそうですが、大変マッチしていました。
特にタイトル画面で流れる曲が好き。
また、挿入歌が流れるタイミングが絶妙でより涙をそそられました。
音楽鑑賞が付いていないのが惜しかったなぁ。
女性向けとありますがBL要素はないので、鬱ゲー好きな方に是非ともおススメしたいです。
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