読書
最近エロゲとかプレイできてなくてブログネタがないので、本の感想載せます。
久々に、図書館へ行って読みたかった小説借りてきました~
もちろん、事前にネットで「後味悪い 小説」で検索して探しましたw
- 作者: 平山夢明
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/10
- メディア: 単行本
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「仔猫と天然ガス」
これが一番胸糞悪かった。何の罪もないおばさんを青年2人がプロレスごっこと称して暴虐の限りを尽くす、ただのグロ小説でした。ファニーゲームのような不条理な話って本当イライラする。
「恐怖症召還」
人間を恐怖のどん底に突き落とす能力を持つ幼女アーニャたん。これはもう萌えキャラとしか見れなかったwこの話が一番好きかもしれない。
「しょっぱいBBQ」
不気味度ナンバーワン。終わり方も怖かった…
「人間失格」
あれ、これ普通にイイ話で終わるんじゃね?って思ってたら甘く見てました。やっぱ他人事だったwこういうゲスい話は割と好き。
- 作者: 貫井徳郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/10
- メディア: 単行本
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冤罪で捕まった主人公が不憫で仕方なかったです。家族も恋人も失って、唯一最後まで味方だったお母さんがもう本当に良い人で、主人公とお母さんの最後の会話は涙ぐみながら読んでました。
復讐相手に刑事、検事、弁護士、裁判官、目撃者といますが、一番ムカついたのは刑事と目撃者。この二人は普通に殺されてもいいレベルなので、とにかく主人公には捕まらないでほしいとずっと応援してました。
最終章でタイトル『灰色の虹』の意味が分かるのですが、これがもうね…皮肉たっぷりで鬱にならざるを得ないです…
夢中になって読めたし、話もすごく面白かったので、今まで読んできた小説の中で(と言ってもそんなにたくさん読んではいない)五指に入るくらい私のお気に入り作品になりました。読んで良かったです。
- 作者: 貫井徳郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2009/04/05
- メディア: 文庫
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いろんな人の話があったけど、宮村の話が一番興味深かった。某大学で「外部」と「内部」に分けられてるとか怖すぎる…これはガチなのかな?
最初のページで児童虐待の新聞記事があって、これは何と関係あるんだろうと思ってましたが、後々繋がっていると気づいて納得。合間合間に挟まる兄妹の話が重要な役目を果たしていました。
タイトル通り、人間の愚かな部分が滲み出ていて面白かったです。
「灰色の虹」「愚行録」と貫井徳郎作品に触れてきましたが、どちらも話の構成の良さもあってか飽きずに読めたので、一気に好きな作家になりました。
有名な「慟哭」という作品も近いうちに読もうと思います。